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こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常

23
2016  21:20:33

独り言じゃない! 心の声、内言語とは?

言葉って、実際口に出す時だけのものでしょうか?

いきなりなんだ!? 笑

今日はそんな話です 笑


言葉は口からだけじゃない



内言語とは



もちろん、指さしで自分の意思を伝えたり、身振り手振りのボディランゲージで表現する方法もあります。
それとは別に、頭の中で考えている時にも言葉って出てきてませんか?

これが内言語です。

これについては、ピアジェも言及しています。
ただ、ピアジェとヴィゴツキーの考え方の違いは、ピアジェが「内言語→外言語」という発達で、獲得される考えです。


ヴィゴツキーはで、外に向けての言葉から発達していき、
徐々に内言語が確立されると考えています。


まだ、分かりづらいので大人と子供で考えてみます。

シミュレーション



小学校低学年の子が、算数のテストで 「2+3は・・・えっと・・・6くらいか」



なんて言っている場面ですね。

この内言語、小さい頃は考えてる事を頭の中だけで処理するのが難しく、口に出てしまいます。
大人になると、なかなか思っていることがダダ漏れる事は少なくなります。

なんで、ヴィゴツキーが外言語から内言語という順序で発達すると考えたかというと、

言語発達の過程にある、『自己中心語』と呼ばれる過程の捉え方にあるようです。
ちなみに、自己中心語についてはピアジェの方が最初に取り組んでいました。



ピアジェの自己中心語



周りに伝えようとしたものでなく、自分の考えが口に出ているという捉え方でした。

The自己中心性 という幼さの表れ。

という表現です。



ヴィゴツキーの自己中心語



・集団で居る時のみ出現し、1人の時には出てこない
・自己中心語が周りに伝わると思っている。

なので、外言語として周りに知らせたい。といった要素が含まれていると考えたわけです。


周りが自己中心語に反応しないと、自己中心語が減るという特徴から考えたそうです。




まとめ



ヴィゴツキーは、コミュニケーションに使われている言葉を自分の考えをまとめるために使い始めるようになった。


といった所だと思います。


ピアジェよりヴィゴツキー考えが今現在では、主流なようです。
となると、自分の考えを内言語化して行くためには、こどもが自分一人で

言っている言葉にも反応を返すことがミソになってきます。

ただ、大人で独り言が多い人はどう捉えると良いのか分かりません。


考えがそのまま出てしまっているのか?

考えをまとめる為に、口に出しているのか?

考えを周りに伝えたい側面もあってなのか?


そんな風に考えると、ピアジェもヴィゴツキーもどちらの要素も否定できるものでないように思います。

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