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2016 18:28:35
空気が読めない?大人のアスペルガ-の特徴とは
今では、アスペルガ-症候群は自閉症スペクトラム(ASD)と言う名前の中に含まれており、医療現場ではあまり聞かれなくなってきた事かと思います。
ただ、アスペルガ-症候群と言った方が、ニュアンス的に想像しやすい事もあると思い、あえてアスペルガ-症候群の特徴としました。
今回は、職場の中でどうしても浮いてしまっているあの人。もしかしたら正確、人間性と言った事でなく、別の背景があるのかも知れません。



3つの特徴
1 社会性の障害
自分と相手は違うことや相手の立場になってといったことがわかりづらい。 なので、自分本位に振る舞ってしまったり、人を傷つけてしまうことを平気で言ってしまったりしてしまって、対人関係でトラブルを起こしやすくなってしまいます。2 ミュニケーションの障害
冗談や皮肉を真に受けたり、言葉以外のしぐさ、表情(ボディランゲージ)から相手の気持ちを察すること、背景を読むことが難しくなってしまいます。 堅苦しい言い回し等で、それぞれの人間関係(コミュニティ)の中で相手の年齢等に応じた言い回しが出来ずに同年代では浮いてしまいます。3 想像性の障害
相手と自分は違うということの理解が難しい特徴があり、 こだわり(自分なりのルール)等を人に押し付けてしまったりしてしまい相手が嫌がってしまうといった特徴です。 ・アスペルガ-症候群の3つのタイプについて ・カサンドラ症候群とは? ・相手の気持ちを理解する心の理論とは もよかったら読んでください。スポンサーリンク
大人の場合は?
ケース1 会話のキャッチボールが苦手
・相手の状況に関係なく、一方的に話しかけてしまう。 ・会議場面で、一人で立て続けに話してしまい、人の話にも割り込んでしまう。 ・人の話をずっと聞いているだけで反応に乏しい。 ・思った事をすぐ口にしてしまう。ケース2 行動面での苦手さ
・敬語を使う事が出来ない。または、誰に対しても形式的な会話で、人に合わせて崩す事が出来ない。 ・自分が悪くても謝る事が出来ない。 ・突然の予定や話題変更についていく事が出来ない。 ・仕事終わりの付き合いが苦手 ・人が通る所にも関係なく荷物等の邪魔になる物を置く。ケース3 感覚・注意面の苦手さ
・特定の音、感覚が苦手で、その場から居なくなる。または他人を叱責する。 ・忘れっぽい。 ・段取りが組めない。 このままでは、マイナス面しか取り上げていないことになります。次は良い面について触れていきます。
良い面は?
・既成概念にとらわれない自由な発想が出来る。 ・単調な作業も怠る事が無い。 ・独特の感性がある。 ・関心ごとへの集中力の高さ。 ・仕事モードに切り替える事が出来る。(生真面目) と言った事が挙げられます。 アスペルガ-症候群の人がいないと、ITが発達しなかったと言われるように、社会の進歩には発達障害の圧倒的な長所が必要です。 せっかくの長所が、相手への押し付けになってしまうような関わり方になってしまっては、元も子もありません。対処法を考える前にまずは、根本となる原因部分を理解する事、受診を提案することが始まりではないでしょうか? このような方、職場にいらっしゃいませんか?なんであの人空気が読めないんだろう?なんで、仕事うまく進まないんだろう?と陰で噂になっている背景にはこのような事が隠れているかもしれません。スポンサーリンク