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2016 21:10:38
人の不幸を喜んでしまうのはなぜ?
『あの人、新しい彼氏出来たんだって。』
『あいつ、家建てたらしいぞ。』
この様な会話を耳にすることってありますよね。
その時、あなたならどんな風に感じますか?
『わー!よかったね!おめでとう!』と喜びますか?
それとも『家が欠陥住宅だったら…』と不幸な状態になることを考えてしまいますか?
人の不幸を喜んでしまうのにはどのような心理が働いているのでしょう?



他人の不幸を喜んでしまう心理
ダメだとわかっているけど、相手を見下すことで、優越感が生じます。 それによって幸せな気分を得ようとする心理状態になっていると考えられています。 特に、相手が自分よりも恵まれていると感じれば感じるほど、「あの人よりも自分の方が幸せだ」という心理を働き、不幸を喜ぶ捉え方をしてしまいます。スポンサーリンク
なぜこのようなことが起こるのか
『自分は自分』というアイデンティティーを確立するために、他人とは違うことを明確にすることが必要になります。 相手との比較をした時、自分の方が劣っていると感じる。いわゆる『劣等感』を抱えるために起こる心理状況とされています。引き下げの法則
劣等感が強いタイプでは、自分の劣等感を打ち消すために相手の価値を引き下げるという方法をとることがあります。 このように価値を引き下げてしまう行動や考えを引き下げの法則と言います。迎合行動
逆に、人のことを引き下げるのではなく、自分を低く見せる言い方が目立つタイプも自己評価が低い人のパターンとして挙げられます。 『いえいえどうせ私なんて…』 必要以上の卑屈な態度は、謙虚を通り越して相手もどう反応していいか分からなくなってしまいます。 言っている本人は、自己否定していることを相手が否定してくれることで、自尊心を高めようとする方法をとろうとしていることになります。 では、ここまで出てきた自尊感情とは何なのでしょうか。
自尊感情?
自分自身を肯定的に評価できる感情のことを意味しています。 この感情が一定の高さに達していると、他人と比較しても優越感や劣等感と言う感情が起こりづらいとされています。 低すぎると、先ほどのように自分自身を保とうとして人を見下したり、不幸を喜ぶような心理状態に陥りやすい傾向になります。 そもそも、人との優劣を決めたがる傾向がみられるということがベースになっています。 逆に高さすぎると、『自意識過剰 ナルシスト』の傾向が見られるようになります。 このような、過剰な状態では「自分は価値があるから尊重されるべきだ」という考え方に発展視してしまう危険性もあります。 バランスがとれた状態がとても大切です。 子供でも失敗に対してすごく過敏な反応をする子供もいます。失敗に対する3つの対応
・まずは、失敗を許容することを周りが示してあげる必要があります。 ・課題に取り組むときも、成功失敗を意識させずに一緒にやること。 ・1つの動作を何個かに区切って、分かりやすくする。 こういった所を意識して取り組むことで、知らない世界へ飛び込みやすくすることが大切だと思います。スポンサーリンク