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2016 17:49:50
お腹の中の赤ちゃんの成長の仕方とは? ―後編―
前回は、胎生3か月までの内容でした。
神経の数が爆発的に増えながら、皮膚などの触覚の発達、他には耳や手足が作られ人の形になってきたといった内容でした。
詳しくは
前篇はこちら
をご覧ください。
ものすごいスピードで成長をしていく3カ月以降について触れていきます。

理不尽に思わず
奥さんをしっかりとフォローする事が大切になります!

胎生4カ月
四肢(手足)の骨に対しての筋肉の長さと関節が出来てくる時期です。 関節や筋が構造としてはっきりしてくるので、より羊水内での運動も活発になります。 しかし、子宮壁までは距離がある為、運動しても母体はまだ気付かない段階とされています。 左右の硬口蓋がくっつき、口唇や声帯も徐々に出来上がってきます。 また、それに伴って羊水を飲み込み排尿する事も始まります。硬口蓋?
引用 http://material.miyazaki-c.ed.jp/ipa/cg_seibutusikumi/syoukaki/koukuu/IPA-acg380.htm
胎生5カ月
頭や眉、背中、四肢に産毛が生え始めます。毛がある所と無いところがはっきりしてくる頃です。 パチニやルフィニ小体と言われる皮膚内の感覚組織が分布し始めます。 眼球を動かす筋肉も活発に動き始めます。しかし、眼球の周りには薄い膜が張っている状態です。 筋肉もより強く動かし始めますが、定期的に動くわけではなく、なんと48時間も動かさないと言う事もあるそうです。胎生6カ月
次第に脳表面にも、しわが出来始めます。 また、それぞれの神経同士がネットワークとして繋がり始めます。 これには、神経同士を結び付くシナプスと呼ばれるところに秘密があります。 神経の作りを簡単に説明してみた。 このアンテナ役が増えるおかげで、神経同士が手を結び1つのネットワークになります。 胎生5カ月までは感じられなかった胎動も感じるようになる時期です。 体幹の割合が大きくなり、子宮内のスペースも狭くなり始めます。スポンサーリンク
胎生7カ月
羊水の影響で、皮膚表面は白っぽい胎脂に覆われ滑らかになります。 眼球に張っていた膜も次第になくなり見る反応が出始めます。 体幹の割合もそのまま大きくなり、子宮内の有名な丸まった姿勢に近づきます。この姿勢がめちゃくちゃ重要!!! 丸まった状態から手足を伸ばすように運動すると胎動を感じるようになります。 これは胎児にとって、押し返す動きで姿勢の安定筋を成長させる事や正中という体の真ん中で曲げる筋肉(腹筋等)を活性化していきます。 ここが出来ないと、出生後に、体が反りかえる方向に緊張したり、体の真ん中で手を合わせたり、体を保つ姿勢筋や屈曲活動へ影響が出るとされています。 いわゆる、重力に負けてしまうと言う事です。上から見えない力で押された状態です。引用 https://ninsin-akachan.com/36weekly/
胎生8~10カ月
徐々に皮下脂肪が付くので、触覚に対して耐性が出来ます。 と言う事は胎生8カ月未満での出生は、感覚過敏を起こす可能性があると言う事になります。 酸素を血液に運ぶために必要な『肺胞』が出来上がり、呼吸機能が発達します。この時点での出生でも自発呼吸は可能とされています。 しかし、羊水内では誤飲を防ぐために、機能は働かない状態におさえられています。 この時期になると、手足の押し返す運動もスペースが無くなる為、難しくなります。 その代わり、手が動きやすくなるので、出生までは手の動きを学ぶ期間となります。 このような急速な発達スピードで出生後の環境に適応していけるように胎児は頑張ります。例えば、羊水内でも指しゃぶりもその表れです。 また、胎児の健康には環境汚染だけでなく母体のストレスは胎児の神経に影響を与える事が言われています。 旦那さんは奥さんの気分のすぐれず、当たられる事もあるかもしれません。スポンサーリンク