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2016 21:23:30
性格ってどうやってできるの?
友達同士、とても性格が似ていることもあれば、生活環境が似ているはずの兄弟
なのに、性格は正反対。
よくあるよくある。ですよね。
この性格、どんな要素が性格を決めることに繋がっているのでしょう?



性格の分類
心理学では、性格を2つの側面に分けています。言葉で表すと『キャラクター』と『パーソナリティー』になります。 それぞれどんなちがいがあるのでしょうか。 キャラクター 家族や友達、生活状況や、生い立ちと言った環境的な部分よりも生得的(生まれ持った要素)を重視した考え方です。 パーソナリティー 育った環境や家族構成、友人、経験などの環境要因を重視した考え方です。 と言うことは、性格は『生まれ持ったもの』と『環境によるもの』の要素があるということになります。 言い方を変えると、先天的、後天的な要素があるということでです。 これについては、どちらが強く性格に影響するのか、性格を作るのはどちらの要素かは、はっきりとわかっていない状況です。 一般認識として、人の考えや行動は後天的(生まれた後の環境要因)によって身についてくる。と考えられている場合が多いのではないでしょうか。スポンサーリンク
性格を決定づける要素とは?
1.遺伝 これは、キャラクターのところでも取り上げられた親からの遺伝子による生まれ持った要素を意味しています。 2.家族構成 家族の中でも、兄弟の構成状況が特に性格に関しては注目されているようです。 3.地域性・民族性 地域性、県民性といったように国の違いだけでなく住んでいる地域の季節、気候といった特徴も含めて性格に影響をしているという側面が考えられています。 4.体験 普段している体験だけでなく、外国へ行った時の文化の違い(カルチャーショック)や衝撃的な経験も影響する要素として挙げられています。
性格実験
先ほどから出ている遺伝的な要素と環境的な要素の関係について、どちらが性格に影響しているか調べた実験があります。 それは、『双生児法』と言われる調べ方です。 簡単に言うと双子を調べれば、遺伝子が一緒なんだから性格が一緒でしょ? 似ていないとしたら、環境要素が性格に関わっているんでしょ? と言う考え方です。 結果から言うと、同じ環境で育っても性格が違うこともあり、違う環境で育っても性格が似るケースも比較的多かったため、後天的要素が性格を決めるとは一概には言えないという結果でした。 遺伝的なことはもちろん、家族構成や、友達といった人間関係は大きくは変えられない要素だと思います。 と言うことは、性格へ影響を与える要素としての『体験』。 ここに対して、どんな体験をさせて育児に関わっていくか。そこが大切になってくることではないでしょうか。スポンサーリンク
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