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2016 20:31:14
視力が弱い子供の特徴と4つの対応方法
建物が近い事で、遠くを見る事が少なくなった現代社会。
とはいっても田舎には、当てはまらないですね。
ただ、スマホやパソコン、ゲームの使用機会はどんどん増えている事は視力を低下する原因の1つになっている事が考えられます。
まして、生まれて間もない頃から目が見えづらさがあったとしても、本人はそれが普通なので、訴える事が少ないので、親が気付くのが遅れてしまう事も十分に考えられます。

(c)Niklas Montelius

(c)Stf.O
3.視能訓練
遮断法との併用で行うとされています。
・トレーニング法:図形の上にトレーシングペーパーを敷いて線や点、または図形をなぞる練習。
・字拾い練習:散らばせた文字の中から特定の文字を探す練習です。
4.眼球運動練習
これは、私自身が取り組んでいる練習になりますが紹介させて下さい。
・眼の動きの練習
・両眼で見る練習
・遠近感をつかむ練習
これが難しいお子さんが多い気がします。
両目で、物を追えないと音読の時、つっかかりません?
片眼で生活してみると遠近感ってつかみづらいですよね?

弱視とは?
弱視には大きく2つに分けられます。 教育的弱視 色々な疾患により回復が難しい視力障害を示す症状があるもの。 両眼での視力が0.3未満では『社会的・教育的弱視』と呼ばれます。 眼科的弱視 斜視の片眼の視力障害のように眼球自体に異常が無く、治療や練習等により、回復が可能なものが弱視と呼ばれる。眼科的分類
前者の様に疾患による視力障害=改善が難しいものを『low vision』 後者の様に回復可能なものは『amblyopia』 と分類されます。Ambilyopiaとは
8歳頃までは、視力は発達過程であり本来の発達に戻る可能性を持っている状態とされています。 そのため、Ambilyopiaは『視力の発達障害』と表現される事もあります。スポンサーリンク
Amblyopiaの対応
1.視力矯正 近視・遠視・乱視等に対してまずは、眼鏡で矯正を図る事が第一歩とされています。 眼鏡となると、親の拒否感も強い傾向にあるそうです。 眼鏡の必要性の説明はもちろん。子供が軽度発達遅滞があった場合、感覚の過敏等で付けたがらないことも考えられます。そういった時の事も含めて説明が必要になる事が考えられます。 2.遮断法 眼鏡の使用によっても、視力が上がらない場合に行う方法となります。 健康視力側では無い方は、健康視力側にとよる形となり、弱視側は更に視力が下がる場合がります。 そのため、健康側の眼をアイパッチ等で覆い弱視側を使って機能を回復させる方法が取られます。 脳性まひの運動療法でも、『CI療法』と言われる、麻痺が強い手を使うことで動きを出していく練習がありますが、それと似ていますね。 使いなれないので、精神的なイラつき等の対応も考える必要があります。
エクササイズ紹介
方法 ・顔を動かさない ・親指を立てて爪を見る ・8の字を書く どうです? 目が動かしずらい部分がありませんか? 頭が一緒に動いてしまいませんか? 手がガチガチに緊張しちゃったりしませんか? これは、眼だけでなく手と目を協調させる練習にもなりますよ。 発達過程で、両方の目で見る事が難しいことは、距離感がうまくつかめない、形がぼやけるという事にも繋がる部分だと考える事が出来ますよね。 これらは発達障害のお子さんでも見られる所だと考えています。 弱視(amblyopia)では、発達過程の問題も大きく、年齢としては8歳という具体的な数字が出ている事から眼に関する事は小学校低学年の内に調べる事が大切ではないでしょうか。 参考 Mook 小児のリハビリテーション引用 http://www.kinesiology-seminar.com/3seminar/report/20098301.html
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