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こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常

16
2016  19:51:03

年を取ると感覚が変わる?

小さい頃は苦手だったピーマン。
今では、ピーマンに鰹節とゴマ、そして醤油を垂らし酒のつまみに。
『んー、オツですね。』

小さい頃、偏食がすごかったのに、年を取ると食べられるようになる。そういったことには、感覚の変化が関係しているのかもしれません。

特に口や鼻の感覚は、食べ物を食べる時に必要になります。
それぞれの感覚は年齢によって変わるのか見ていきましょう。


味覚が変化


味覚


味覚については様々な研究が行われており、特に甘味・塩味・酸味・苦味の4種類の味覚は加齢によって、低下する事が示されています。

この中でも、特に塩味と苦味に対しての感覚閾値は加齢によって上昇した。という結果を示したものは、それぞれの研究で差はありましたが多い結果となっています。

感覚閾値は、感覚を感じとれるボーダーラインになります。
そのボーダーラインが上がると言う事は、加齢によって刺激が多くないと感じ取れないという事を示しています。


味覚の低下


感覚の低下ですが、実は生活に影響を及ぼさない範囲での低下と考えられています。
おそらく、食事の趣向の変化。といった範囲の変化の事だと考える事が出来ます。

生活に支障が出るほど味覚が低下する原因として挙げられているのが、基礎的な疾患(病気)や普段の食生活、服用している薬など色々な要素が合わさることで起こるのではないかと考えられています。

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知覚


温度感覚

5℃と50℃の2つを冷たい・熱いに分けて舌先の感覚について実験した所、20~80歳未満では正解率が100%、80歳以上では90%弱と言う結果になりました。

しかし、統計的には大きな差はなく加齢による温度の問題は特に報告されませんでした。

普段の生活でも、じいちゃんばあちゃんが、舌を火傷した話ってあまり聞いたことないですもんね。


感覚低下が誤嚥に繋がる部位

それは、舌の奥側にある咽頭と呼ばれる部位です。
咽頭
引用 http://waowaowao.com/post-758-758


この咽頭は、食物が入ってきた時に飲み込む反射または、吐く反射を誘発する部分です。
ここの感覚が低下していたら気管へ食べ物が流れ込んでしまい、肺炎などに繋がってしまいます。

年齢として見ると、20~50歳に比べて60~80歳では感覚が低下していた。としています。(Aviv et al)


嗅覚


高齢者では、かぎわける力が減退する傾向にあるようです。
嗅覚に関しては、生理的老化の範囲では、日常生活に問題が出る範囲では無いとされています。(松岡)


このように、それぞれの感覚が低下する事は加齢を通じて有るようですが、生活に支障をきたすレベルでは無いようです。
ただし、過度の投薬は感覚を下げることも懸念されているようです。
病気にならないような予防する生活(運動や食生活の見直し)が基本的には大事になりますね。

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