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こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常

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2016  21:09:49

失敗 + 無視 = 一人前!?

『人間は失敗をする生き物です。』
誰が言ったかは知りません。ですが、確かにその通り。

脳も行動を起こすときには入ってきた感覚情報から作戦を立てます。
次に、それに見合った行動をとろうとします。
そして何より大事なのが、起こした行動と予測した結果に違い(失敗)があった時には修正しようとする能力が備わっています。


後輩や部下、もしくは子供が失敗をした時に、皆さんは叱りますか?

叱り方
(c)jordia.sintes


アメとムチ


よく子供のしつけでは、あめとムチで育てるような風習がないでしょうか?

『~手伝ってくれたら○○あげる。』
『次、学校さぼったら小遣い減額!』

こんな感じ。
普通ですと、よい行動にはご褒美(報酬)、悪い行動には叱責をしますよね。

今、この方法を疑問視する声が出てきているそうです。



ムチの強さを舐めてはいけない。


ネズミを使った実験です。
T字路の右側には食べ物(アメ)。左に行くと電流(ムチ)

最初のアメとムチの事を考えると、最初に左に行って電流が流れれば、いい方向(右側)へ行くだろう。と予想がつきますよね。 実際はどうだったのでしょう?



電気ショックが弱かった場合は、予想の通り、右へ曲がり修正しました。
電気ショックが強すぎた場合は、動くことをやめました。

刺激が強すぎると修正するどころか、『動くことが危険』と判断するという結果になったのです。

泣く
(c)jerryfergusonphotography


これを人に置き換えると?


もう予想がつきますよね。

後輩や部下に対して、過度の叱責が続いた場合は、学習して間違ったところを修正して仕事の効率化を図るどころか、失敗のイメージを引きずった状態になってしまいます。

そのような状態になってしまうと、次に直面した課題に対して、パフォーマンスが発揮できず失敗するか、逃避することが考えられます。

そうなってしまうと、パフォーマンスは上がるどころか下がってしまいます。



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子供の場合は?


発達障害をお持ちのお子さんは、余計に失敗が目立ってしまいやすい傾向にあります。

『集中しろ!』
『何回言えばわかるんだ!』

こういった言葉の嵐は、ほかの子供よりも多く、言葉の嵐もどんどんエスカレートしていきます。

まじめにやって失敗して叱責を受けてきた子供は、失敗に対して敏感になっている事も多く向けられます。
その為、自分を守るために本気やらず、適当にやることで本当の自分の実力を隠している子供もいます。

自尊心が言葉の嵐で折れてしまった状態です。


失敗しても良いと言える環境づくり


失敗に直面から向き合うことは誰だって苦しいことです。
それが、周りの環境からさらに針で刺されてしまっては、どうすることも出来ません。

と言うことは、失敗を許容する環境づくりが必要です。

環境を整えながら、自分がやったことの結果に対して出来たこと、失敗した所を振り分け、失敗の原因と解決方法を探すことへ導く過程が必要なのかもしれません。

子供に関しては、より繊細に出来たところをほめて、失敗に対しては過度の怒らないことが大切なようです。

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