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2016 20:36:22
内臓の変調とは

心臓の変調
心臓の役割と言えば、全身に血液を送るポンプ作用です。 ポンプで送りだす量が少なくなると、どうやって補うでしょう? そう、心臓をこまめに動かすことで補おうとします。鼓動の回数が増えます。 いわゆる『動悸』です。 その他にも、血液が回らないので、唇が青ざめる。発汗量が多い事が挙げられます。 ここまでは、西洋医学的な部分とほぼ変わりませんが、東洋医学では心と舌に繋がりがあると考えられており、味覚やろれつ、言葉の流暢さにも影響があると考えられています。 過剰に喜ぶ感情は、心臓を変調させると言われています。肝臓の変調

脾臓の変調
水穀の精微を作る運化と呼ばれる力が衰えると、 全身の不調に繋がり、咳や痰、目、鼻、耳への影響が出やすくなります。 また、統血と呼ばれる力が少なくなると、血が血管から漏れ出してしまいやすく、血尿、血便に繋がるとされています。 物事を考えすぎると脾に変調をきたしやすいとされています。スポンサーリンク
肺の変調
肺が悪くなると言えば、咳や息がしづらいと言った呼吸機能への影響が挙げられます。 また、汗がかきづらい事や、津液の停滞も起こす為、むくみが出やすいといった症状が出る事もあります。 心臓との協調によって、気と血を循環させるので、相互に関係する臓器の関係になります。 感情としては、悲しみなどが肺の変調に関係します。腎臓の変調

最後に
東洋医学を通じて大事なところは、臓器同士のつながりや、他の部分の症状の繋がりではないかと考えています。 いわゆる不定愁訴と呼ばれるものですが、原因が分かりづらいものを考える上でとても参考になる考え方だなと思います。スポンサーリンク
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