
人生は一回きりです。
出来るものなら、いい人生を送りたいと思いますよね。
人生の質。これを医療では『QOL』と言います。
正式な名前は『quality of life クオリティー オブ ライフ』なんて言葉です。
最近では、ドラマなんかでもよく聞く言葉になってきました。
*表現で、『死』と言う言葉が出てきます。読まれたくない方は引き返してください。
QOLとは?
医療では、なるべく長く延命生きることが最優先される延命が第一にされてきました。
現状、長期療養を要する疾患、ならびに消耗の激しい疾患や進行性の疾患では、いたずらな延命治療、患者への侵襲が激しい治療を継続することによって、患者が自らの理想とする生き方、もしくは社会的にみて「人間らしい生活」と考える生活が実現できないことが提唱された。このような状況を「QOL (生活の質)が低下する」と呼んでいる。
引用 wikipedia
ライフという言葉は『人生や生活、生命』と訳されますよね。人としての生き方を総括したような言葉なのかなと思います。
良い人生を送るには、良い生活を送ることが必要ですし、そのためには健康であることが大切です。
先ほども出てきた、人生の質として普段、皆さんはどんなことを心がけていますか?
メメントモリ
vhm-Alex
初めて聞く方も多いのではないでしょうか?
ラテン語で『必ず死ぬことを忘れるな。』と訳される言葉です。
言葉をそのまま受け取ると、えっ!?となってしまいます。
普段の生活で、自分の生活がいつも平常というか、変わらない毎日と思いがちで、何も感じない、考えないで流れていくことも少なくないのでは?
自分は、言葉をそのまま受け取らず、
『同じ時間は返ってこないからこそ、今、何をしたらいいのか。』
と受け取っています。
子供と関わる仕事をしていると、より1日1日の成長を感じていくこと、それに応じていくことが必要になります。
変わらない毎日はないんですよね。
ただ、長く接しているとその変化に気づきにくくなる。
自分に対しても、人に対しても初心に帰るための言葉として、メメントモリは自分の一番大切な言葉です。
QOLとメメントモリ
StephaniePetraPhoto
言ってしまえば、生きることと死を意識すること。
これだけ見ると、表裏一体の言葉になりますよね。
仕事で人に接するとき、今後、どのような生活を送っていくのかという未来的な予測を立てて、接していくことが必要になります。
しかし、それではその人の『今』に対しての目線がおろそかになってしまいます。
その人が今を生きているという風に共感するためにも、
『過去・現在・未来』いろんな視点に立ち返るためにも、メメントモリという言葉を僕は使っています。
さいごに
リハビリだけでなく、人に関わる仕事って『その人らしい人生』を送るという漠然とした答えを求めて関わっていく必要がある仕事なんだろうと思います。
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