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2016 21:16:29
移動に繋がるうつ伏せの発達 2~3か月編

頭が上がり始める
うつ伏せの成長、発達を見ていく時に、一番分かり易いのが『頭を上げる』事ではないでしょうか。 新生児から生後1カ月くらいですと、頭は左右どちらかを向いている状態のままで、頭を上げる事が難しいです。 生まれたてのうつ伏せはこんなだよ。 左右へ頭を向ける際は、顔をこするように上げていましたが、2か月にもなると顔自体が少し浮いた状態で行えるようになってきます。 なぜ、頭を上げる事が出来るのでしょうか?足が伸びてくる

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立ち直り反応?
簡単に言うと、バランスを保とうとする反応です。 皆さんは今、椅子に座っている状態です。 そのまま体重を右にかけていきます。 そうすると、左のお尻が浮いてきませんか? 更に左のお尻を上げていきます。 そうすると、首や体も倒れないように左に曲がりませんか?このように、体が倒れないようにする役割が立ち直り反応です。 この反応は、脳の反応ですので、脳卒中の方や脳性まひの子供では出にくい事があります。 前後左右に体重が移動した時に、そのまま倒れてしまいます。 そして、BOHは、お腹が床に着くと頭が上がりバランスを取ろうとする立ち直り反応として位置付けられています。 と言う事は?引用 http://www.rigakuryouhoushi.sakura.ne.jp/view/index.php?eid=426&cid=rigakuryouhouhyouka16
頭が上がる為に必要なこと
・股関節が伸びる ・お腹が床に着く ・首から背中の筋肉がしっかりと働く ・お腹が床に着いた時、頭が上がるように脳が働く と言う事が大切になってきますね。さいごに
頭を上げるには、どうしても『首の力』に目がいってしまいます。 しかし、このように頭が上がる為には脚が重要だったり、体が床に着く事が必要になるんですね。 参考 発達を学ぶ 森岡周 著スポンサーリンク