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こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常

25
2016  19:23:23

こどもの外来リハビリで感じる事。

外来リハ


私たちのリハビリの仕事では、入院者に対するリハビリとは別に外来で来られた方に対してのリハビリを行う仕事があります。

成人の領域では、介護保険への移行等もあり少しずつ減少してきているようですが、小児の方は、あまり変化はないかなー。と思ってます。


さて、外来リハビリですが以前は、脳性麻痺と言った神経疾患を抱えた子供や大人の方を対象になる事が多いのですが、全国的に見てもお分かりのように『発達障害』と言われる方々も対象になる事が増えてきています。

外来リハビリの在り方と言うのも今後、どのように変化していくのでしょうか。

アプローチは断続的になってしまう


外来で来られると言う事で、介入といっても月に1回程度。
込み具合によってはさらに空いてしまう事も無いとは言い切れない施設や病院が多いのではないでしょうか。

また岩手は国土面積も全国2位と言われるくらい『広い!』わけです。
距離から見ても来るだけでも一苦労ですので、おのずとリハビリの回数は限られてしまいがちです。

こうなってくると、学校での困りごとに対して関わっているはずが授業内容とズレが生じてきてしまいます。

出来た!と感じる頃には別の問題が。と言う事も徐々に表面化してきているのではないかと感じるところがあります。

このギャップを埋めるためには、横のつながりである、学校のコーディネーターや担任の先生とのつながりが必要になってくるわけですねー。



学校側では、相当数の生徒を見ながら合理的な配慮を行い授業や生活を進めていくと言うとてつもなく難しい対応が求められているのが現状ではないでしょうか。


しかし、それが発達特性からきているものなのか、また別の要因なのかと言うところまで掘り下げられる視点を持って接する事を考えると、対応出来る先生も限られてくるのが実際ではないかと考える事が出来ます。


とにかく、自尊心や有能感を感じる為には、課題と現実のギャップを埋める事が必要になります。


また、脳性麻痺等の障害を持たれた子供でも、同じように支援学校との情報共有等医療と教育の結びつきがさらに強くなる(共通理解進む)事で、選択肢が広く子供に提供できる内容もズレが少なくなるので、親を含めた子供の周りの環境摩擦は減ってくるのではないかと考えます。


ここが今後大切な所だなー。と思っています。

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特別感と集中


特別感
ESTHARNIV

いつもとは別の違う場所、人。
これだけでも、子供の対応は変わる事があります。


『こんな事出来たんだ!』
『意外と漢字、上手く書けるじゃん!』


少し集中すると、ガラッとパフォーマンスが上がり新たな一面を見せる子供もいます。
上手くこういった面が引き出せると、長所として伸ばして上げられる取り組みに変わり易くなりますね。

裏返すと、持っている力と、それを発揮できない原因や要因の再確認にもなります。
本人がしたく出ても出来ない辛さが少しでも感じられると接し方が変わりますよね。

さいごに


一か所で出来る事は限られています。それらを繋げていくことで、全体で出来る事、共有できる形づくりが大切だなと感じます。
まさに地域包括ケアですね。

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