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2017 19:54:19
支援学校 最終!!

18歳の壁
さて、卒業を目前に控えると、進路がとても大切になってきます。 進路と言っても、大学や専門学校等も含まれますが、大きくは生活の場や仕事場としての進路です。 正直、受け皿が少ないんですよね。 着替えは一人で出来ないとグループホームには入れない。 就労ではなく、生活介護の枠になる こういった壁の高さに否応なくぶつかってしまうのが現実です。 私自身は、学校生活から社会へ出た時の壁の高さを『18歳の壁』と考えています。選択肢はあるのか。
学校でのいろいろな体験や実習を踏まえて、少しずつ自分のやりたいこと、自分の居場所はどこなのか。 障害を抱えて生活できる場所は、まだまだ少ないのが現実です。 せっかくやりたいことを学校で見つけて育もうとしても、それを叶える環境がない。 就労と生活介護の間にもう一つ、受け皿があると…。 こんな風にいつも感じてしまいます。スポンサーリンク
障害の重度化
年々、呼吸に障害を抱える子供や麻痺が重度な子供は増えているように感じます。 卒後は、親の介護力が求められますが夜間も不眠で、子供の痰を吸引し続ける。 親だけでは到底、やり切れるものではありません。 やはり、重度な子供のレスパイトは重要になってきます。 しかし、成人を迎えるにあたり、重症児・者はどこで見てもらえるのか? これが、さらに被災地でもある沿岸部ともなれば難しい事です。成長過程は考慮してくれるのか
就労の現場では、中途障害。いわゆる脳卒中のように生まれながらの障害で無い方も働いていらっしゃいます。 現場の職員の方も、きめ細やかに一日のノルマを達成するように動きますが、生まれながらの障害という未経験に近い状態を更に考慮して…となると、限度が出てきてしまいます。 判断基準が、出来るかできないか。と言うところに陥ってしまうことになります。 ここが、18歳の壁の高さに直結するところではないかと思います。 現実とのギャップを抱えてしまうお子さんが多いのもここではないでしょうか。生きやすく
誰でもそうですが、一つの選択肢だけで生活、生きていくことはとても難しいことです。 使える制度はどんなものがあるのか。 利用出来る場所はどこがあるのか。 医療、福祉の情勢も年々、厳しくなることが考えられます。 アンテナを張ること、情報を的確に知ることが出来る体制をみんなで考えていく必要があるのではないでしょうか。スポンサーリンク
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