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こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常

13
2017  20:27:55

出来る出来ない以外の視点

出来る出来ない以外の見方


今日は『重症児』と呼ばれる方々の話です。

以前は、重症児だけでしたが今では重症児・者という呼ばれ方が一般的になっています。

そう、成人期まで生きる事が難しかったと言われていた時代から、医療の発展によって長く生きる事が出来るようになったので、『者』と言う言葉が使われるようになりました。

ある年齢に達するとリハビリは行われなくなったりして、変形や呼吸状態の悪化によって、リハビリを再開することも珍しくはありません。


使わないと忘れる。


誰でも経験があると思いますが、携帯電話の普及によって漢字に変換してくれる機能のおかげで楽にはなりましたが、漢字を思い出す事は減ります。

ご存知のとおり、漢字を書けなくなったという声が多く聞かれるようになりますよね。

これと同じように、体の使い方も忘れてしまう事があります。

例えば、今までは寝返りが出来たのに、行わない期間が長くつづいて、久しぶりに横向きをとらせようと思ったらすごい緊張で寝返りを嫌がった。

こんなことにも繋がる可能性があります。

0から1は大変


例えば、先程の寝返りの話。

大きくなってから行うとした時、今までにやった事があると本人が受け入れるまで(慣れるまで)の期間って短くなるのは想像できますよね。

本人も上手く表現できないかもしれませんが、

『あー、やった事あるなぁ。』

なんて思っているかもしれません。


これが、生まれて初めてやったのとでは、大きな差になりそうですよね。

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受け入れられる力


年齢を重ねると、どうしても体のパフォーマンスは落ちてきます。

そうなったに大切になるのは、『出来る出来ない』ではなく、介助しやすいように手伝える力ではないでしょうか。

自分では出来なくても、人からやってもらった時に少し体を預ける事が出来るといった力の抜き方、入れ方が出来るだけでも介助者は楽になります。

先程の寝返りの様にやった事があると、寝返りを手伝ってもらった時に少し自分も手伝って寝返りしやすいようにという力に変わりますよね。

これが、やったことがないと緊張して突っ張って介助する側が大変。横向きの姿勢を保てる道具が必要と色々な工夫が必要になってきます。



小さい頃からの経験が大きくなって、自分で出来なくても介助者が楽に介助出来る力に変わるかもしれません。

また、そういった細かい所に目を向けられることはその子、その人の生き方を認める事にも繋がるのではないでしょうか。

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