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こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常

09
2017  20:08:22

成人脳性麻痺者の生き方

脳性麻痺者の生き方


最近、新年度を迎えての話が多くなっています。

成人になられた脳性麻痺の方は、4月から仕事をされる方も多いです。
学校卒業後は、就労施設や日中一時等、自分に合った色々な施設を利用する事になります。

さて、ベテランの方にもなると仕事に対してだけでなく自分に対しての理解もとても真摯(しんし)に見ているんだな。と感じたので話題にさせてもらいます。

物事の客観性


私たちが、仕事や学校で他人と接する時、面白いと思う事や意見の食い違いで腹立たしい事。色々な感情が巡ります。

仕事の上で、優劣をつけられることはどうしても出てきます。
この時に、自分の苛立ちと言った感情で支配されるのではなく

『自分はこういうところが弱点で、こういうところだと上手く強みとして仕事になるかも』

と、捉える強さを持っています。

また、新人の人に対しても自分よりも出来ることを素直に認め仕事を譲ったりしているようです。

自分を見つめる強さ


この強さって、『受け止める強さ』と言えるかもしれません。
小さい頃からマヒを持っていると、上手く歩けない・上手く持てないと言った体の不自由さが前面に出てきます。

昔のリハビリでは、障害を克服しよう!!といわんばかりのなるべく正常に近づけるリハビリが主流でした。

しかし、それでどうなったかは…ご存知の通りですね。
この世代の方々は、おそらく今のリハビリを受けている子供よりも『出来ない』事に注目させられてきた事が考えられます。
自分の出来ないと言う事に対して向き合う事が多かったからこそ、仕事場面で客観的に自分を見る力に繋がっているとも考える事が出来ます。

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では、自分はどうか?


上手く出来ない事に絶対的な原因があるとしたら?
その中で、『なんで出来ない!?』と言われ、それに向き合い続ける事。

誰が出来るのだろう?と思ってしまいます。

さいごに


現実と向き合える強さを持って社会を生きていく姿には頭が上がりません。

少しでも、新しい可能性を引き出す、持っている力を使いやすくしていく事が、自分が関わる上で大切ではないかと考えさせられました。

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