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2017 20:02:25
ボトックスで緊張が取れない?

筋肉のこわばり
脳性麻痺による全身の筋肉のこわばりや、大人では脳卒中による筋肉のこわばりがあります。 脳が上手く筋肉をコントロール出来ないと筋肉は勝手に緊張してこわばってしまいます。ボトックスの利用
このようなこわばりに対して、ボトックスを使う事が増えてきております。 ですが、効果を出すには難しい面も…モグラたたき現象
ちょっと、イメージしてもらいたいのですが 私たちは足首をねんざしてもどうにかこうにか歩けますよね。 なぜ歩けるのでしょう? 足首を支える筋肉が痛みで上手く使えなくても他の筋肉がその働きを補ってくれているわけですね。 このような働きをする筋肉を『協働筋 きょうどうきん』と言います。スポンサーリンク
ボトックスにも関係?
さて、ボトックスの効果が出てくると、緊張してくる筋肉のこわばりが取れてきます。 筋肉の緊張が減るという事は 『力が入らない』 と言う事でもあります。 この時、何らかの理由で緊張させようとすると、先程の『協働筋』が働いてしまって、緊張が全身に伝わってしまう事があります。 このような現象は 『モグラたたき現象』 と呼ばれたりもします。さいごに
やはりなぜ、緊張するのか…と言う事を考えていく事が必要だと思いますし、モグラたたきのように、あっちもこっちもボトックスを打つと全身に打つことになってしまいます。 ご本人の負担も当然増えてしまいます。 緊張の原因となる筋を探す事、緊張する理由を探す事をしっかり考えなくてはいけないなぁと思います。スポンサーリンク
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