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こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常

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2018  20:28:30

重症児の姿勢に必要な視点とは?

重症児 姿勢


近年の障害を持った子供の割合として増加しているのが、ADHDや自閉症スペクトラム等の発達障害が挙げられます。

もうひとつは、重度心身障害児の子供と言われています。

周産期医療の発達によって、以前は救えなかった命が救えるようになったことが、重い障害を持つという背景と考えられています。

このような重度の子供の場合、普段とる姿勢もあおむけであることが多いです。
どのような姿勢をとる事が大切なのでしょうか?

横向き(側臥位)の重要性


あおむけで寝ている事が多いと、重力の影響により胸が潰れるようになってしまい平べったい胸になってしまいます。
いわゆる『偏平胸郭』と呼ばれる状態です。
赤ちゃんでは、寝返り等の動きを通じて前後左右から適度な圧迫を受ける事で、胸の丸さを作る事に繋がると考えられています。
横向きを取る事は、丸みを作る姿勢としても大切になってきます。

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うつ伏せの重要性


これは、ブログでも何度も登場しています。
呼吸面への影響

あおむけでいる事が多いと、唾液や痰が背中に溜まってしまい、最悪は肺炎になる事が考えられます。
うつ伏せをとることで、痰が気道に戻りやすくなり痰が出やすくなります。

うつ伏せにした時に、すぐに寝てしまう子供が多いように感じますが、おそらく呼吸面の苦しさで上手く寝れていない事も多いのかな?と感じています。

側弯(そくわん)への影響

変形として知られる側弯ですが、長く座っていると重力で上から潰れるような形で圧を受けたり、あおむけだと緊張で反り返ってしまったりすることも多いのではないでしょうか。

うつ伏せを取る時に、背中を丸めたようなうつ伏せを取ると
側弯や反り返りを抑えた姿勢になる事が多く、勧められる姿勢として有名です。

座位の必要性


座ることで、足の緊張が減りリラックスした状態になる事もあります。
また、座る機会があると、自分での移動は難しくても車椅子等で移動する感覚を取り入れられる為、環境を理解、認知する活動にも繋がります。

腕を使う事、見る事をしやすい精子ですので学習面へ繋がる姿勢として取り入れられます。

さいごに


それぞれの姿勢について大まかに書いてみましたが、子供の場合、成人とは違い個人差が大きく、姿勢によって本人が示す緊張や表現も異なります。

一般的な姿勢の特徴やメリットとその子供の特性を加味して姿勢を考える事が必要ではないでしょうか。

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