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こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常

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2016  19:02:07

注意欠如多動症 注意欠陥多動性障がい(AD/HD)の特徴とチェックポイント



以前までは、発達障がいは子どもだけが関係する。という認識がかななり多かったのではないでしょうか。

「発達」という名前がついていると余計に、そう思ってしまいますよね。

有名人のカミングアウトや、うまく仕事がすることが出来ないことで「大人の発達障がい」
と言ったように、巷でもで耳にする機会って増えているように感じます。

特徴について

・不注意
・多動/衝動 
・混合型

の3つの特徴に分かれると考えられています。

不注意優勢
不注意(集中が続かない)ことが優勢なタイプがこのカテゴリーに当てはまります。
DSM-5を基にすると
以下の症状が6つ(17歳以上では5つ)以上あり、6ヶ月以上持続している。
a.細やかな注意ができず、ケアレスミスをしやすい。
b.注意を持続することが困難。
c.上の空や注意散漫で、話をきちんと聞けないように見える。
d.指示に従えず、宿題などの課題が果たせない。
e.課題や活動を整理することができない。
f.精神的努力の持続が必要な課題を嫌う。
g.課題や活動に必要なものを忘れがちである。
h.外部からの刺激で注意散漫となりやすい。
i.日々の活動を忘れがちである。

引用:DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル|日本精神神経学会 (監),医学書院(2014)


多動衝動優勢
ADHD
多動性(じっとしていられない)、
衝動性(次に起こることを考えずにその場の思いつきで行動してしまう)
といった行動が激しいタイプがこのカテゴリーに当てはまります。
以下の症状が6つ(17歳以上では5つ)以上あり、6ヶ月以上持続している。
a.着席中に、手足をもじもじしたり、そわそわした動きをする。
b.着席が期待されている場面で離席する。
c.不適切な状況で走り回ったりよじ登ったりする。
d.静かに遊んだり余暇を過ごすことができない。
e.衝動に駆られて突き動かされるような感じがして、じっとしていることができない。
f.しゃべりすぎる。
g.質問が終わる前にうっかり答え始める。
h.順番待ちが苦手である。
i.他の人の邪魔をしたり、割り込んだりする。

引用:DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル|日本精神神経学会 (監),医学書院(2014)


原因は?

さきほどのようの不注意や多動・衝動の症状が起こる原因はまだ解明されていないのが現状です。

最近では、特に脳の前に位置する『前頭前野』と呼ばれる部分の機能の異常、特にその部位へ関係する神経物質として

『ドーパミン』

が関係しているのではないかと考えられています。

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日常で見られる特徴は?

徐々にマナーやルールを覚えてくる年齢で、おおよそ3歳以降です。

保育所、幼稚園くらいから順番を守ったりという事を教わって出来るようになります。

小学校に入ると、授業とが始まり45分間椅子に座る環境になります。

年齢が低い時は脳が成熟していませんので、多動や衝動的な部分はどのような子にも見られます。

小学生に上がる頃になっても、落ちつきがない。といったことで心配になることがきっかけとなる親御さんが多いようです。

実行系 報酬系とは
ADHDのお子さん方はADHDの特徴によって、

座ってられなかったり、忘れ物が多かったり、授業を遮って、喋ってしまったり

といった課題に対しての実行が難しいんです。

課題や作業を最後まで行うことが難しいが目立ってきたり、感情や衝動もコントロールする事が難しいので、
キレてしまったり、喧嘩が多くなったりといった面も小学校くらいで話題になりがちです。

そして、もうひとつが『先延ばし出来ない』という事です。

これらの事は、『実行系・報酬系』と呼ばれる機能として考えられています。
我慢できない
『勉強したら、ご褒美はアイスね』のように、ご褒美の為に今は、課題に向かうとった事が難しいのです。

やらなくてはいけない事を、先延ばししてしまい、そして忘れてしまう。

これって、大人の発達障がいに出てくるフレーズとよく似ていませんか?

「これを○月○日までに資料にしてくれ」

「はい」

  ・・・・・・・・・

「まだ、出来てないのか?」
「期日は過ぎてるぞ?」


なんて、会話ですね。



「その時を生きる」というフレーズがあっているように感じます。
そしてやってしまった後、どうにか取り繕ろうとして着地点を見失ってしまう事も多々あるように見えます。
ADHD当事者が書いたの頭の中
最近、Twitterで見かけました。当事者の方は外人の方ですが、日本語訳されたイラストがありましたので転載します。
ADHD 思考

引用



このように、計画を立てることがとても難しいことが表れています。

最後に

本人たちもしたくてしているわけではない。という所が、本人たちの話を聞いていて一番印象に残るところです。

個人的には、今を生きるバイタリティーがあり、爆発力のある行動は見習いたいです。

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