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2022 20:42:42
人手不足や老々介護をどう補う!? 介護ロボットの現状 ~移乗介助 編~
人が〇〇から▲▲へ移る。これを「移乗」といいます。
例えば
・ベッドから車椅子へ移る。
・車いすからトイレの便座へ移る。
こんな感じ。
1人で立ち上がれるといいのですが、立ち上がりが難しい場合や、起き上がりも難しい場合。
立ち上がる動作や、抱っこ状態で移る介助が必要になります。
これが…腰にくるんですよね。
介助者側も、中腰姿勢を強いられること、移るためには、体をねじる動作も加わります。
とても腰に悪いわけです。

介護現場から見える介助者のけが
介護現場では、労災事故が多いとされています。
労災が起きやすい状況として、
「介助作業」が84%と圧倒的に高かったのです。
そして、介助作業の中でも
「移乗介助」が35%
「入浴介助」が9%引用:令和元年労働者死傷病報告
と、やはり移乗動作は、介助者の負担も大きい動作となっているようです。
リショーネPlus
パナソニック エイジフリー株式会社様が提供されている離床アシストロボット「リショーネPlus」
電動ベッドと介助型の電動フルリクライニング車いすを合わせた介護用ロボットです。
電動ベッドとして、背上げ・足上げ・高さ調整が利用できるとのことでした。
そして、ベッドの半分が分離できるので、介護は1人でも行えそうです。
特に、寝たきり状態の重度の方では介助者が2~3人は必要な場合が多いので、導入の効果は大きそうです。
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Hug T1
株式会社FUJI(旧富士機械製造(株))様から販売されています。
特に高齢者の方では、背中が丸まり体重がお尻方向に係りやすいので余計に立ち上がりの時に後ろに転倒する危険が出てきます。
立ち上がりに一番効果を発揮します。
立ち上がりでは、体が前傾姿勢にならないと足に体重が乗らないので立つことが出来ません。
認知症や知的障害のように、腕を抜かないで保つことが理解できないと転倒リスクが生じしてしまいそうなので、その点は注意が必要そうに見えます。
ROBOHELPER SASUKE
マッスル株式会社様から販売されている商品です。
お姫さま抱っこのように抱き上げるような介護ロボットです。
商品ページでは
・体重120㎏までの方に適応します。
・リクライニング型、チルト型、標準型、ストレッチャー等に適応します。
・防水機能はありませんが、水に直接濡れない脱衣室等では使用できます。
その他にもコードレスで自由に動かせるという点が良いですね。
介護用マッスルスーツ
株式会社菊池製作所(株式会社菊池製作所・東京理科大学・アサヒサンクリーン株式会社)
様から販売されている商品です。
圧縮空気タンクを搭載し外部からの接続ケーブルなどを持たないため、装着者は自由に移動することが可能。とされています。
また、インターフェースに装着者の呼吸で反応するスイッチを採用することで、装着者は両手を自由に使うことができる。という点からも、介助動作にもかなりの安定性が保証されると思われます。
パワースーツ、アシストスーツは種類が多い
マッスルスーツevery
サポートジャケット®Bb+シリーズ
ダーウィンハコベルデ
レイボ エクソスケルトン
個人的おススメ

移乗用ターンテーブルと呼ばれます。
最近では、脳性麻痺の子供に「両麻痺」と呼ばれる足に強い麻痺がある子供が多く見かけるようになってきました。
移乗の時、立つことは出来ても、足が踏み出せない。そのような場合に使用したいのがこのターンテーブル。
見た目、マンホールみたいですが、よく見ると上下で分かれています。このテーブルに乗ると、上側だけが回転するので、足を入れ替えなくても移乗することが出来ます。
トイレやベッドだけではなく、登下校時の車から車椅子などにも使用したい商品です。
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