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こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常

21
2016  19:48:38

超重心 VOL2 ―チェックリスト―

なんという事でしょう・・・

前回は概要にも入れませんでした・・・。 ヾ(o´∀`o)ノ



ちょっと前回の話しに戻ります。



1996年に超重症児加算が保険診療に加わったことで、全国的に超重心という言葉が根付いた事はお話しました。



人工10万人当たり、0.97~1.6人程の発生率なので、約10万人に1人の割合。



そう、








本州四端の踏破者と同じ割合だ








と、訳のわからない所に着地したのが前回でした。







では、超重心ってどんな状態が『超』になるのか触れていきたいと思います。





判断基準


Ⅰ.運動機能:座位まで

Ⅱ.介護スコア ()は6カ月以上でカウント            

呼吸管理
 1.レスピレーター管理        =10
 2.気管内挿管、気管切開       =8
 3.鼻咽頭エアウェイ       =8

 4.酸素吸入または
   SpO2が90%以下       =5
   (+インスピロンによる場合)   (=3)
  
5.1回/時間以上の頻回吸引     =8
    (6回以上/日の吸引)      (=3)

6.ネブライザー常時使用        =5
   (3回/日以上)           (=3)

食事機能
 1.IVH【中心静脈栄養】         =10
 2.経管・経口全介助           =5
   (胃ろう等も含める)
 

消化器症状の有無
 姿勢抑制・手術等にも関わらず内服剤でおさえられない
 コーヒー様の嘔吐             =5

その他項目
1.血液透析                 =10
 2.定期導尿                =5
 3.体位交換                =3
 4.過緊張により3回/週以上の臨時薬 =3







判定

 ⅠとⅡを合わせて25点以上が超重症児と判断される。





といった具体的なスコアがあります。


見ていても医療的ケアがとても必要なのが見てとれます。


特に、点数にすると20~2425では介護度は明らかに異なるとされています。




呼吸面と摂食については関連があるのも見て取れます。










超重症児になる(成因)3つの分類



私のブログを定期的に見て頂いている方は、3つと聞くとマングローブが頭をよぎるようになってきたのではないでしょうか?




話しが飛びました。それでは、書いていきます。





1.NICU、新生児期から継続する超重心児、先天性奇形、奇形症候群が大部分を占め、
 
 肺低形成、気管及び気管支軟化症、気管支狭窄を合併するとされております。




2.基礎疾患(脳性麻痺 等)の2次的合併症、加齢による変化など自然変化によるもの



3.重度脳疾患、溺水、窒息等による低酸素脳症や急性壊死性脳症






とまぁ、医療用語がずらっっっっっと並びました。





もう少しまとめると



・奇形により、呼吸機能がうまく作られていないこと


・加齢等で徐々に症状が重くなってしまう事


・脳の障害が重い事




が、超重心児になる3つの分類という事になります。






超重心児の医療的ケアは施設内でも1日4~6時間を占めるとされております。



どうしても寝ている状態が多くなります。




なので、なるべく毎日介入を図るときに、座位を取る時も呼吸や骨、筋萎縮の予防等もそうですが、景色やテレビを見たりといった


少しでも本人さんの楽しめる環境を作ることも念頭に入れちょっとですが、QOLも含めた介入になるように心掛けています。










24時間天井を見続けるのは、さすがに苦痛ですもんね?






今回は、医療用語が多くなりました。


では!

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