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2016 20:19:18
トイレに向けた排泄の基本的な生理
こんにちは!
7月の後半ですが、梅雨明けはまだしてないんですかね?
日中と夜の寒暖差も大きくて、なんかだるい様な体調の日が続きます。
水分の取りすぎもあるんでしょうか?
水分というワードが出ました。
水分を取れば出すのは排泄。
今回は、排泄に関して触れていきたいと思います。
障害児ですと、排泄になにかしら問題を抱えている事も少なくありません。
まずは、排尿に至るまでの過程をみていきます。
過程
腎臓で作られた尿は尿管を通り膀胱にたどり着きます。
膀胱でためられた尿(蓄尿)は、一定量貯まったら排泄されます。
この排泄までの経路(尿路)は上部と下部に分けられます。
構造
上部尿路:腎臓から尿管
下部尿路:膀胱から尿道
となります。
下部尿道では、一定量貯まっても、生活上、場所によっては出せない場合が多々あります。
我慢する為の機能がある訳です。
我慢する為の機能は、それぞれ内尿道括約筋・外尿道括約筋に分けられます。
最後に尿道です。
弾性では16センチほどあるのに対し、女性は3cm程度です。圧倒的に距離が短い!
男性に比べ、どうしても尿失禁の話題が多くなってしまいますよね。
引用 http://www.kpinet.com/Vodafone/
「また、おねしょしたのか!?」
「輪ゴムで縛るしかないか!?」
一昔前なら、こんな会話があったのではないでしょうか?
図にあるように、内尿道括約筋は自分の意識でコントロールは出来ません。
出来るのは外尿道括約筋だけです。
なので、輪ゴムで縛るという行為は、『疑似 尿道括約筋』になるという事です。
倫理に反します。
輪ゴム ダメ!ゼッタイ!
排泄に関わる神経
尿をためる事、出す事。
この2つに関わる神経は3つあります。
下腹神経は、交感神経の属し膀胱をコントロールします。
骨盤神経は、副交感神経で膀胱から膀胱と尿道をつなぐ『頚部』までコントロールします。
陰部神経は、体性神経で、外尿道括約筋をコントロ-ルします。
引用 http://tomo-clinic.la.coocan.jp/page4/page54/page54.html
今、クマに追いかけられているとします。
交感神経が優位な状態です。
とにかく生き延びる必要があります。
おしっこをしてる暇はありません。
そうなんです。
交感神経(下腹神経)は、畜尿する方に働きます。
ということは、副交感神経(骨盤神経)は排泄に働きます。
陰部神経は我慢する時の保険です。 まだだめ!まだだめ!!
小さい頃は、この『我慢』が出来ないので、貯まったら出すという働き部分しか働けません。
徐々に我慢出来るようになってくるには、脳の中でも、前頭葉の働きが必要になってきます。
今回は、大まかな過程、排尿の機能までのお話でした。
発達的な要素に入っていきます。
では!
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