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こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常

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2016  20:12:23

どこでも懸念。高齢化 Vol3

こんにちは


最近、冷たいものを取りすぎてしまって腹の調子が悪い石ケ森です。





前回、前々回に引き続き高齢化のよる問題に触れていきたいと思います。





前回は精神運動機能の低下、感染(特に呼吸面)についてのお話でした。


特に呼吸は死亡率3位に食い込むほど、油断できません。






1位は?というと、やはり・・・






ガン
生活習慣と関係が深いとされているガンもそうですが、重症児者は施設内で規則正しい生活を送っているため、脂質異常症(高脂血症)高血圧といった健常者で問題となる要素は、比較的問題として挙がってくることは少ないのではないでしょうか?




しかし、ガン自体の発生率が健常者と比較して高いかは分からないですが、発生しているのは事実です。





平山によると、重症児・者の中には乳幼児期に手術を受け輸血が原因でB、C型肝炎に罹患している例もいる。
としています。


となると肝がんのリスクはとても高いものになってきます。











頚椎症
これは、脳性麻痺のアテトーゼ型の2次障がいとして多い疾患になります。




頚椎症って? 

椎間板の退行変性に基づき、椎間板腔の狭小化、椎体辺縁の骨棘(こつきょく)の形成などの所見が認められる。
 これにより、関節可動域の低下、疼痛、こり感などの局所症状を呈した状態が変形性頚椎症と言います。








ちょっと文だけではわかりづらいですよね。

図で見てみましょう。




引用 http://wagokoroseikotsuin.com/198








このように、首の骨の一か所が圧迫を受けると、骨が変形して脊髄を通るところを狭めてしまいます。






また、圧迫の受け方によりますが、骨は圧迫方向に成長してしまうため(骨棘)これも脊髄を圧迫してしまう原因となります。






更に、神経が圧迫を受けたときの症状で、頚椎症性神経根症頚椎症性脊髄症とまた少し分かれます。





良く圧迫される部分が、中下位頚椎(真ん中、下の方の首の骨)とされています。



引用 http://www.sekitsui.com/shikkan/






が!






上位頚椎で変形を起こしている方もいらっしゃいます。





首の神経は、特に腕に広がる神経が多いので、腕のしびれや脱力、そのほかの感覚障害や筋力低下などが現れ始めたら疑うことが必要になってきます。






そのほかにも、失禁が増えたり足の運びが突っ張ってうまく運べないといったような下半身に現れることもあります。




脊髄の除圧を図るために手術も行われますが、ボトックス注射による過剰な緊張をおさえる方法も取られることが多いです。








腎臓肝臓による代謝低下

薬の主な代謝にはこの2つの臓器が欠かせません。


代謝が低下してくることで、今までの投薬量と同じでも、血中濃度が高かったりといった変化が出始めることが言われているそうです。



筋弛緩、抗てんかん薬といった薬は、重心児の多くに使用されています。




もし、日常生活で緊張や覚醒状態に変化があれば、ドクターに上申が必要になります。







一応、今回で高齢化シリーズも一区切りだと思います。


また、思い付いたことがあれば書いていきたいと思います。






では!

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