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2016 19:52:58
頭がいいってどういう事?
自分のお子さんには、『頭が良くなってほしい』と思われる事が多いと思います。
あわよくば、自分の頭も・・・
学校に通い始めると、テストによって点数化されることで頭の良し悪しを図る事がなされますが、社会に出るとテストの点よりも大事な事ってたくさんあると感じる事が多いのではないでしょうか?
という風に、矛盾とまでは行かなくても『頭が良い』という事が学生と社会では、異なっている可能性があります。
頭がいい・・・どういう事でしょうか?
頭が切れる?
回転が速い?
要領よく行える?
分析力が高い?
ひらめきがある?
直観力に優れている?
記憶力がいい?
IQが高い
ざっと挙げても、このくらいは表現として出てきます。
IQについてはこちら
多湖によると、2つの条件を提示しています。
1 楽に作業がこなせる
1つ1つの作業、例えば勉強ですね。計算に多くの労力がかかっていたら問題を見直す時間が無いように、1つの作業や課題をする上で、ある程度自然に出来る力が必要になります。
パソコンでも、容量が低かったらすぐにフリーズしてしまいますよね?

イメージとしてはそんな感じです。
1つ1つが楽にこなせる力があるから同時に物事を進めたりする力に繋がってきます。
2.応用力
やはり、これが入ってくるようです。
教えられた事をそのまま出来る事が『頭がいい』とは言わないとは思います。
例えば、1つの計算の仕方を丸暗記して覚えてテストに臨んでも、そこに文章題のように読み取る力が求められたら、計算能力だけでは太刀打ちできません。

まして、少し問題の出し方を変えられたら、丸暗記して覚えたやり方以外は未知の物のように感じてしまうかもしれません。
教えられた事を場面、状況でどうやって使っていくか。
臨機応変
応用力がある
こういった力が社会に出ると求められてくるところとして、色々な方がお話しされてますよね。
多湖の話を基にすると、IQといった検査の結果では、将来に繋がる頭の良さを反映しているとは言えないようです。
ここで、1つの実験を紹介します。
トンプソンとロンという研究者が犬を自由に動きまわっていい環境と、檻の中の環境の2つに分けて育てました。
ついたての裏に隠したり、回り道するような環境の中でえさを探す実験をしたところ、自由に育てられた犬の方が良かったそうです。

今回は、犬の実験ですが、人間も様々な経験や環境の影響を受けて知能を発達させていくという事を示しています。
カウフマンも、生まれながらに持っている力とその後の経験で伸びる力に分けていましたよね?
カウフマンについてはこちら
色々な体験を通して、子供の知能、想像力は伸びていくところが大切になってくるのではないでしょうか?
具体的な遊びについても多湖は書いていますので、また紹介できたらと思います。
では!
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