17
2016 20:12:44
脳の神経ってどんな役割があるの??
こんにちは!
21世紀のリハビリは脳科学だ!!と誰かが言っていたような言ってないような。
最近では、再生医療の進歩によって目の網膜細胞移植や動物での脊髄細胞移植の話題がちょこちょこ見られるようになってきました。
2000年代の時から、へその緒(臍帯血)を使った自己細胞移植が脳性まひの方でも考えられていた。とかすかに記憶にあります。
今後は、損傷された脳への移植後にリハビリという時代が来るのかもしれません。
という訳で、今回は趣向を変えて、神経について触れていきたいと思います。
神経ってどんな形をしているのでしょうか?
言葉は後で付けたすとして、最初に図で見てみましょう。
引用 http://d.hatena.ne.jp/saruya_akira/20111102/1320281046
このようにそれぞれ
・細胞体(soma)
・樹状突起(dendrite)
・軸索(axon)
・終末ボタン(terminal button)
に分かれます。
じゃあ、こういう風に分かれているけど何の働きがあるの?というところに入っていきます。
役割
細胞体:細胞の栄養供給と代謝の関わりが中心になります。
樹状突起:信号を『受信』する役割があります。
軸索:信号を『送信』する役割があります
終末ボタン:流れてきた情報を他の神経細胞の樹状突起につなぐジョイント役割があります。
*ちなみに、この受け渡す部分が俗に言う『シナプス』です。
少しだけ、話しを深めます。
細胞体が栄養??どういう事なんだろうと疑問になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この細胞体の中身。実は開けてみると・・・
引用 http://ggsoku.com/tech/nobel-prize-physiology-medicine-2013-summary/
高校の生物で、こういう図や言葉、見聞きしたことありませんか?
ミトコンドリアによって、細胞組織が生きられるわけですね。
細胞生物学は難しいので、勉強し直したら説明できるかもしれませんが、今はこのくらいで・・・。
次に軸索にフォーカスを当てていきます。
軸索は、情報を『送信』する役割がありました。
送信する為には、他の神経細胞と繋がっている必要がありますよね。
ということは、情報のやり取りがしやすいように、神経細胞同士が手をつなぐ必要になります。=伸びる。
成長する軸索の先端には、感知機が付いているわけです。違う細胞と繋がる訳にはいきません。
この探知機を『成長円錐growth cone』といいます。
もうちょっとだけ軸索の話をします。
最初の図にあった軸索ですが、筒のようなものが何個も取り囲んでいるのが見えますでしょうか?
その名も
『髄鞘 ずいしょう』
この髄鞘があると『有髄線維』無ければ『無髄線維』と呼ばれます。
この髄鞘は絶縁体になっております。
この絶縁体が無ければ、隣にある神経の活動が伝わってしまったら、大混乱してしまいます。
そして、絶縁体のおかげで跳躍伝導することができます。
引用 http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/12/index-12.html
何が言いたいかというと、これがあるおかげで、早く筋肉まで命令が出せるという事です。
外見からでは分からない神経。少しずつ、ブログでも扱っていきたいと思います。
今回は、神経の構造と役割でした。
では!
スポンサーリンク