20
2016 20:13:47
自分で歩く! そのために気を付けたい2つのポイント
こんにちは
昨日は2度目の宮古の支援学校です。実に2カ月ぶり。
そして実は、2週連続の宮古になります。前回は、避暑地探し。
さて、話は戻ります。
2か月ぶりですが、今回担当する子たちは、昨年度から会ってないので、半年以上ぶりです。
いやぁ、変わるもんですね。どんどん、大人になる。
学年を見ても、中学部や高等部に上がっていたり・・・。
この前まで小学生と思っているのは、こっちだけでしょうか。
今回は、自分で歩くときの一歩目についてです。
昨年度、歩行器と呼ばれる用具で歩く練習をしていた子です。
足元がふらふらしており、足同士が引っかかっていました。
イメージ的には、酔っぱらった時のふらついた歩き方。
今年に入って、見てみるとだいぶ足の運びがうまくなっています!!
すごい成長!!感動です。
ということは、次へステップアップです。
『自分で歩く』
歩行器のような体の支えがある状態での歩行と、自分でバランスを取りながらの歩行。
子供の反応を見ていると歩行器だとスイスイ歩くのに、歩行器を外すと一歩どころか座り込んでしまう。
全く別物のように感じます。
ということは、上手になるには何か違った要素が必要ということになります!
1 後ろまで足が伸ばせているか?
以前もブログで出てきましたが、股関節が伸展してるかというところです。
上の図を見てもらっても分かるように、『足が地面を蹴るように後ろまで伸びる。』それによって前に振り出す動きが出やすくなります。
しかし、立ちはじめの赤ちゃんもそうですが、バランスを取ろうとすると腰が引けます。
腰が引けると、足を前に振り出す動きを『蹴る動き』ではなく、脚を『持ち上げる動き』になってしまいます。
2 バランスが取れているか
バランスと言っても、脚の動きに対して体が『ふらつかない』というところです。
脚(ふともも~足にかけて)自体もそれなりの重さがあります。
足を振りだそうとしたときに、体がぐらついてしまっては歩くどころではありません。
特に歩行器等で体の支えが多い場合、
体を支えるバランスの役割は必要ないので、足を前に運ぶ動きが強調されます。
そうなると、いざ、自分で歩こうとしたときに、脚は支える動きを経験したことがありません。
体を支えられない。
まして、股関節を見ると、形はまさにボール。
色んな方向に動かせる分、支えるためには四方八方からの支えが必要です。
足の裏のどこで立てば、体はぐらつかないの?と混乱してしまいます。
どうすればいいの?
1 手と足だけで支えた状態で歩いてみよう。
たとえば壁伝いに歩いてみる。
横歩きは、股関節の内・外側の筋肉の使い方と、足の裏の蹴りだし方の勉強が出来ます。
横歩きが慣れてきたら、しゃがむ・立つといった上下運動も入れていきましょう。
股関節と膝が曲がる動きの勉強です。
まさに歩き始める前の赤ちゃんと一緒の運動です。
2 壁を背にして、脚を出す。
最初は、もたれかかってもオッケーです。
一歩目の目印として、音のなるおもちゃを踏んでみる。でもいいと思います。
足を出すときに、体が持っていかれないようにするには、どうしたらいいかな?を、なるべく子供自身にも考えてもらいます。
もしかしたら、いきなり支えなしに一歩を出す練習は『倒れるのを支える親の練習』で終わってしまう可能性があります。
子供が取り組んだ時に、学習しやすいレベルの体験でないと、子供自身が『次はこうしよう!』とは思えない。と言うことは、経験として生きてこない。と思います。
今その子に、何が必要か、どうすればわかりやすいか感じ取る必要がありますね。
今日の会話
生徒「先生って神木君に似てますよね!?さっき先生とも話してたんですよー!」
俺「えー?初めて言われたーありがとー!」
先生「似てないって言ったじゃん!」
俺「・・・」
では!
昨日は2度目の宮古の支援学校です。実に2カ月ぶり。
そして実は、2週連続の宮古になります。前回は、避暑地探し。
さて、話は戻ります。
2か月ぶりですが、今回担当する子たちは、昨年度から会ってないので、半年以上ぶりです。
いやぁ、変わるもんですね。どんどん、大人になる。
学年を見ても、中学部や高等部に上がっていたり・・・。
この前まで小学生と思っているのは、こっちだけでしょうか。
今回は、自分で歩くときの一歩目についてです。
昨年度、歩行器と呼ばれる用具で歩く練習をしていた子です。
足元がふらふらしており、足同士が引っかかっていました。
イメージ的には、酔っぱらった時のふらついた歩き方。
今年に入って、見てみるとだいぶ足の運びがうまくなっています!!
すごい成長!!感動です。
ということは、次へステップアップです。
『自分で歩く』
歩行器のような体の支えがある状態での歩行と、自分でバランスを取りながらの歩行。
子供の反応を見ていると歩行器だとスイスイ歩くのに、歩行器を外すと一歩どころか座り込んでしまう。
全く別物のように感じます。
ということは、上手になるには何か違った要素が必要ということになります!
1 後ろまで足が伸ばせているか?
以前もブログで出てきましたが、股関節が伸展してるかというところです。
引用 http://blog.ginzaplus.com/?eid=915186
上の図を見てもらっても分かるように、『足が地面を蹴るように後ろまで伸びる。』それによって前に振り出す動きが出やすくなります。
しかし、立ちはじめの赤ちゃんもそうですが、バランスを取ろうとすると腰が引けます。
腰が引けると、足を前に振り出す動きを『蹴る動き』ではなく、脚を『持ち上げる動き』になってしまいます。
2 バランスが取れているか
バランスと言っても、脚の動きに対して体が『ふらつかない』というところです。
脚(ふともも~足にかけて)自体もそれなりの重さがあります。
足を振りだそうとしたときに、体がぐらついてしまっては歩くどころではありません。
特に歩行器等で体の支えが多い場合、
体を支えるバランスの役割は必要ないので、足を前に運ぶ動きが強調されます。
そうなると、いざ、自分で歩こうとしたときに、脚は支える動きを経験したことがありません。
体を支えられない。
まして、股関節を見ると、形はまさにボール。
引用 http://koshiitai.com/kokan/byouki_kokansetsushou3.html
色んな方向に動かせる分、支えるためには四方八方からの支えが必要です。
引用 http://anmasan.com/sumo-basic/index.html
足の裏のどこで立てば、体はぐらつかないの?と混乱してしまいます。
どうすればいいの?
1 手と足だけで支えた状態で歩いてみよう。
たとえば壁伝いに歩いてみる。
横歩きは、股関節の内・外側の筋肉の使い方と、足の裏の蹴りだし方の勉強が出来ます。
横歩きが慣れてきたら、しゃがむ・立つといった上下運動も入れていきましょう。
股関節と膝が曲がる動きの勉強です。
まさに歩き始める前の赤ちゃんと一緒の運動です。
2 壁を背にして、脚を出す。
最初は、もたれかかってもオッケーです。
一歩目の目印として、音のなるおもちゃを踏んでみる。でもいいと思います。
足を出すときに、体が持っていかれないようにするには、どうしたらいいかな?を、なるべく子供自身にも考えてもらいます。
もしかしたら、いきなり支えなしに一歩を出す練習は『倒れるのを支える親の練習』で終わってしまう可能性があります。
子供が取り組んだ時に、学習しやすいレベルの体験でないと、子供自身が『次はこうしよう!』とは思えない。と言うことは、経験として生きてこない。と思います。
今その子に、何が必要か、どうすればわかりやすいか感じ取る必要がありますね。
今日の会話
生徒「先生って神木君に似てますよね!?さっき先生とも話してたんですよー!」
俺「えー?初めて言われたーありがとー!」
先生「似てないって言ったじゃん!」
俺「・・・」
では!
スポンサーリンク
- こちらも読まれています
-
- 子供も老人も使う!歩く時に必要な『歩行器』ってどんな種類があるの?
- 歩く。を考える
- 自分で歩く! そのために気を付けたい2つのポイント
- 子供も老人も使う!歩く時に必要な『歩行器』ってどんな種類があるの?