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こどもの発達を考える衝動眼鏡の日常

30
2016  19:39:54

好奇心を持続できるか?褒め方の原則って?

自分がお子さんに関わる時は、主に運動、学校の内容では体育関係の事が多いです。

例えば、小学校低学年では、縄跳びやマット運動、中学年ではボール系の運動といったように、学校によりカリキュラムが前後しているところもありますが、おおよそこんな感じ。


以前に不器用児と呼ばれる発達障害について紹介させてもらいました。

発達性協調運動障害:DCD


DCDってなんだ?



こういった子供は特に体育場面で、他の子供より失敗が目立ちます。

失敗が重なってくると、人から見られている事に対してもストレスがかかり、体育環境から逃げるという選択を迫られてしまいます。
また、どうしても注意が持続しない。といったADHD傾向の発達特性が目立つ子供もいます。


こういった、子供がそれぞれの運動の仕方を理解して、自分なりにでも『出来た』という達成感を感じ、次のレベルの課題へ自ら向かう『やってみたい』へ繋げるために何が必要なのでしょうか。


目指せ!メダリスト



褒める


行動療法という、科学的心理学に基づいて行う技術が有ります。

その中でも取り上げられていますが、『褒める』という事が行動を強化する為に使われます。


普段の生活でも、お手伝いをしたら褒めることで、お手伝い=良い事。というような関係を子供に教えていきますよね。

そこまでは、日常的に行っている事だと思いますが、問題は『どう褒めるか』です。


褒めて伸びるタイプです



褒め方の原則


1 即時性(反応) 

良い行動が見られた時に、すぐに褒めてその行動を強化していきます。


2 受容性(態度)

褒められている事を認識しやすいような態度のことです。具体的には、言葉使いや声の抑揚、表情、目線等です。
聴覚過敏が有る子では、せっかく出来て褒める時に声が大きいと、行動の強化どころかパニック、ストレスの原因になってしまうかもしれません。

そういった場合だと、視覚的に表情や、身振りでOKといった方法を取るといった工夫が必要になります。

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3 具体的(箇所)

子供と指導者が共有しやすい(お互いに確認を取り易い)

ここで大切なのは箇所です。

例えば、縄跳びの跳ぶ所なのか、縄を回すところなのか。


どの箇所を褒めると、子供自身も上手く出来たという気持ちに同調しやすいかというところです。


4 無条件

○○したらなどの命令が入らないように事実だけを褒めます。

あくまで褒めた後に、指示です。

子供にしたら、褒められているのか、注意されているのか分からなくなる可能性が有りますよね。


例としては、『もう少し縄を大きく回せたら上手なんだけどなぁー。』

この例を基にすると、上手くなっているのか、結果があいまいです。


最初に比べて、縄の回し方が上手くなっているかどうかに注目する事が大切になってきます。

やる気が出ている子は、自分の中で目標が出来ている事が多いので、褒めるを飛ばして指示を優先して良い場合もあります。
参考 実践障害児教育 2016


さいごに
向き合う姿勢
Matt Ming


このように褒めるといっても色んな要素が組み込まれています。
こういった褒めるということは、発達特性がある子供だけでなく、一般のお子さんでも使えるテクニックですよね。


そして、なにより将来を見ても難しい課題に対して自分から向き合えるというのは

・自分を信じる力

・自尊心や成功体験


これらがないと課題から【逃げる】という選択肢を取ってしまうかもしれません。



大切なのは、壁が出てきた時の向き合い方の勉強だと思っています。




その子の10年後や20年後に繋がるように視野を広げながら関わっていけたらと思います。

では!

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