20
2016 20:21:04
子どもの発達は4段階? 運動と感覚が発達に与える影響とは?(具体的操作段階 編)
赤ちゃんの頃は、体を使うことで感覚が入り自分の体を理解してきました。
そして、自分と物、人との関係についてどんどん学んでいきます。
このような流れは循環反応と呼ばれます。
子供の成長を見るポイント 循環反応とは?
前操作期からさらに階段を一つ登り、操作期に入ります。
さらに大人の考え方に成長していきます。

この操作期、また2つに分かれます。
・具体的操作期(7~12歳)
・形式的操作期(12歳以降)

具体的操作段階
年齢からみると小学生の時期にあたります。 この段階の特徴として ・保存の法則 ・概念化 ・系列化 といった難しい言葉が並びます。 このころになると、たくさんの概念ができ始めています。概念化
おおよそ概念ができ始める年齢と概念です。 数、質量の保存:6~7歳 量・長さ:7~8歳 重さ :9~10歳 算数の授業を思い出してみてください。 おおよそ、学校の授業とリンクしていますね。スポンサーリンク
質量の保存とは
コップを2つ準備して1つは細長い、もう一つは縁の広いコップにします。 それに決められた量のジュースを入れると、見た目として入っている高さが違く見えます。 見た目は違うが、入っている量は変わらない。見た目に影響を受けないようになるか。 数や長さも同じで、例としてボール横に並べる、縦に並べるといった置き方。 又は、ボールの大きさを変えてみる等でも、数自体は変わらない。 といったことです。見た目に影響されないでいられる。すごい力です。分類化
一個一個の概念が層のように分類できるようになってきています。 例えば、犬に会ったとき。 *概念なので個人差がありますが・・・ 頭の中の最初の層では、『生き物』というカテゴリーから検索します。 次の層では、『哺乳類』なのか『爬虫類』なのかといった類で検索します。 更に次の層では、哺乳類の中で、『人』なのか、『犬』なのかといったように検索を絞っていきます。 最終的に犬という判断に行きつきます。 この様に知識が増えると、カテゴリーが進み、いろんなフォルダが出来てきます。 もうパソコンのようです。 むしろパソコンです。系列化
長さを長い順に並べたり、大きい順に並べる等の順序のことです。 『体育の整列動作』なんかはまさにこれ。 学校生活では、うまくこれらの概念を使って勉強していることになりますね。 普段の授業内容だけでなく、体を使っての学習も自然に行われているんです。
スポンサーリンク
- こちらも読まれています
-
- 独り言じゃない! 心の声、内言語とは?
- 子どもの発達は4段階? 運動と感覚が発達に与える影響とは?(前操作期 編)
- 子どもの発達は4段階? 運動と感覚が発達に与える影響とは?(具体的操作段階 編)
- どう捉える?出来る、出来ないの差って?
- 子どもの発達は4段階? 運動と感覚が発達に与える影響とは?(感覚運動期 編)
- 独り言じゃない! 心の声、内言語とは?